天然素材であるシアバター、製造は思いの外むずかしい!!

2016年01月17日

シアバターは、製造するうえで「じゃじゃ馬ならし」のように難しい! よりよい仕上がりになるよう製造をお願いしている工場も毎回努力してくださっているのですが、100%天然素材だからこその大変さをつくづく感じています。

シアバターの融点がやっかいものなのです。アルガンオイルのように、常温で液体のオイルでそのまま瓶に詰めるだけならなんの問題もありません。ところが、シアバターの成分には、融点(溶ける温度)が異なる脂肪酸が数種類はいっています。0℃くらいまで固まらない融点の低い脂肪酸も入っています(アルガンオイルの脂肪酸は融点の低い種類だから温度が下がると、多少どろっとはしても固まることはないです)。けれどもステアリン酸という融点の高い脂肪酸の含有率が40〜50%と高く、これが入っているために体温くらいでやっとクリーム状に溶け、50〜60℃にしないと液体オイルにならない。ただこのステアリン酸が、シアバターの特徴的な働き(肌に膜をつくりしっかり保湿!)をつくっているわけなのでもっとも重要な脂肪酸です!

シアバターに含まれている脂肪酸のそれぞれの融点はばらばら。製造上いちばん異なることは、シアバターは原料をいったん均一に溶かして液体にし容器に詰めて、もう一度冷やし固めるという点なのです。温度をかけて、オイルの形状を変化させるという工程がある。これが非常に悩ましいのです。

自然の原料であるがゆえに、原料も毎回まったく同じではありません。果物など自然の作物だって、天候に影響されそのときどきで出来が違いますよね。シアバター原料も厳密に言えば、木の実ですから毎回原料に多少の違いはあって当然なのです。

それを製品とするからには、なるべく均一の製品になるよう、温度の設定や冷やしていく速さや所用時間を、もうほんと職人技でコントロールしなければならないのです。

いちど溶かしたシアバターというのは、結晶のむすびつきが温度によってゆるまされ、ゆるゆるになったから液体になったわけです。それが、冷やしていくと再結晶化し本来の固形の状態にもどります。その再結晶化の頃合いが微妙!

ちょっと間違えると、シャーベットのようにサクサクしたテクスチャーになってしまったり、なんだかみょうに固く仕上がってしまったり。もう!ほんとに言うことを聞いてくれない子供みたいです。

これじゃあ、他の会社はあまり取り扱いたくないだろうなあ、と思ってしまいます。相当本腰入れてつくらないと、使いやすいクリームにならないですから。

これからも工場とやりとりを繰り返しながら、どうやったらベストな状態の製品にすることができるのか、まだまだ試行錯誤が続きます。

昨日直接製造担当者に会い打ち合わせしてきたのですが、シアバターはだいたい60℃くらいまでいったん温めて液体にし容器に詰めます。そこから、約1時間で常温くらいまで急冷します。いろいろ試作してみた結果、この方法が現時点ではいちばん仕上がりも使用感もいいということになりました。

ただ出来たては、透明感がありまだ厳密にはオイルの結晶がおさまるところにおさまっていないとのこと。その後、日にちをかけると食べるチーズや味噌のように熟成されて落ち着いてくるようです。この熟成期間がどれくらい置いたらいいのかはこれから研究をすすめていくつもりです。

シアバターをご注文いただき、出来たてがお手元に届いた場合は、上記のように若干透明感がある製品となっています。ご使用になるぶんには問題はないかと思いますが、もしなにかご不便がございましたら、遠慮無くお申し出ください。

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posted by カウンセラー 新藤 at 09:15 | シアバターについて
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