シアバターの選び方

2017年10月30日

シアバターは大手メーカーの「ロクシタン」により有名になりましたね! 手作りコスメの原料などにも人気があり、自分だけのオリジナルクリームを作るのに、いくつかの植物オイルを混ぜたりする方も多いようです。

シアバターを選ぶときのポイントは「その用途」です。ご自分は何のためにシアバターを使いたいのか? です。

大きく分けてシアバターには、精製と未精製があります。手作りコスメを楽しみたい場合は、出来るだけ安く作りたいというのが心情かと思います。自分の好みの香りを加えたり、他の種類のオイルやワックスを湯煎で混ぜたりしてしまうわけです。

ですから、ある意味シアバターの品質にそれほどこだわる必要がありません。手作りの場合は、最終的に出来上がった「自分だけのオリジナルクリーム」が完成品なんですから。未精製シアバターや、原産国から輸入したものなどは比較的安価で手に入ると思います。

posted by カウンセラー 新藤 at 11:18 | シアバターの製造

シアバター手のひらで練っていくと…

2016年10月04日

シアバターは天然の植物脂が原料なので、製造ロットごとに若干出来上がりに違いがでてしまいます。シアバターに含まれる成分(植物脂の種類と含有比率)はほとんど変わりませんが、原料をいったん温めてゆるい状態にして、容器に詰めてから冷却。このときに温度、時間、その日の天候などに左右され固まり方が変わってきます。まさに職人技が必要な工程です。


今私が使っているものは、やわらかめで手のひらにとり、練っていくとざらざらした感触です。さらにそのまま練っていくと溶けてオイルになります。このロットは、クリーム状の段階が無くていきなり液体オイルになる感じです。


posted by カウンセラー 新藤 at 16:10 | シアバターの製造

ぼそぼそを改善するため5%シアバターオイル混合試作

2013年03月07日

シアバターは無添加で、自然なところがいい。でも、シアバターそのものの特性として、冬場気温が低いと「ぼそぼそ」した感じになるのが難点。

手のひらにとり、指でなでつけてやると、簡単に溶けてなめらかな本来のオイルになるのですが、ちょっとこの一手間がかかります。

純粋のシアバターであれば、どこの製品でも同じような悩みをもっているだろうと思う。

そこで製造担当者と問題解決を話し合いました。融点が低い「オイル状のシアバター」があり、これを数パーセント混ぜることで解決できるかもしれないということになりました。

5%オイル混合試作.jpg

オイルの混合率を変えて試作したところ、この5%混合が使い勝手がいいよう。
ただ、今は3月。これから気温が上がってくれば、シアバターのぼそぼそは気にならなくなってくることが予想されます。

オイルを混ぜると、今度は夏の暑い時期に溶けやすくなる心配がありますし、次回生産はどうするか検討中です。

そらのシアバター
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美容オイルの品質は製造技術によりけり

2012年12月15日

シアバターもオイルの一種ですが、オイルは精製など製造過程によって、品質が変化するひじょうにデリケートなものです。

皆さんも経験がおありかと思いますが、同じシアバターでもメーカーによってやわらかめのもの、固いもの。そして、酸化したような臭いのするもの、無臭のもの…といった具合にとても差があります。これは、どうしておこるのかというと、様々な条件によって変わってきてしまうからです。

まずは、原料の質です。生産国アフリカでどのような原料をチョイスするか? つぎに精製技術。製品に詰める段階での製造技術などがおおまかにあげられます。

手造りコスメ用に、大袋などで販売されているシアバターは現地調達のままだったりします。コストがかかっていないのでお安いです。

また、外国から輸入したままの製品も出回っています。外国語のパッケージの上に日本語ラベルが貼ってあるものです。未精製で少しベージュがかっていたりします。

当社では、フランスの大手油脂メーカーで精製したシアバターを輸入し、日本のトップレベルの製造工場で、それを一旦湯煎で溶解し、パッケージにつめています。ですから、日本製ということです。

この溶解技術なのですが、これがとても難しく、技術が要ります。釜で直接熱をかけてしまうとシアバターは酸化しやすくなってしまいます。時間がかかるのですが、湯煎にかけてゆっくりと溶かしていきます。溶けたシアバターは写真のようにオリーブオイルみたいに黄金色をしていますね。

これを室温でゆっくり固めていきます。そうすると、真っ白なシアバターの完成となります。

100%ピュアシアバターをうたった製品は、あちこちで見受けられますが、その製造過程は同じではないのですね。それが、長い間使ううちに、使い心地に差がでてくる理由ではないでしょうか。

製造の様子.jpg


そらのシアバター
純度100%精製シアバター(日本製)100ml2940円 ※お試しあり
posted by カウンセラー 新藤 at 11:26 | Comment(0) | シアバターの製造

オーガニックシアバター

2012年10月01日

シアバターは、西アフリカ原産のシアの実から抽出される植物油ですが、オーガニックをうたったメーカーが多いかと思います。

考えてみれば、それはそうですよね。乾燥と強い日差し!過酷な環境に自生しているのがシアの木なんですね。古来からこの地に自生する木で、生命力が強いのです。

こんなところに、虫がつくはずもないでしょうね。むろん、化学肥料も殺虫剤も不要でしょう。オーガニックは当然といえば当然。

シアバターは、オーガニックの世界ではよく知られた素材です。

そら シアバター
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posted by カウンセラー 新藤 at 17:27 | Comment(0) | シアバターの製造

シアバターの精製方法について

シアバターには、精製と未精製の製品とが流通しています。

未精製シアバターを取り扱っているメーカーでは、未精製のほうが有効成分がはいっていると説明しています。そして、精製シアバターの場合には、精製過程で不純物を除去するためヘキサンという薬物(ベンジンの主成分)を使用しますが、人体に有害ではないものの精製後の商品にヘキサンが微量に残ってしまうことがあり、それがよくないとしています。

けれども、実は精製方法にはいろいろあります。精製したものはすべてが化学溶剤によるものだとはいいきれないのです。

弊社のシアバターは「精製」ですが、化学溶剤を使わない方法によって精製しています。

原料は、西アフリカのブルキナファソで収穫されたオーガニックのシア脂を使っています。

そら シアバター
100%ピュア 100ml 2940円

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伝統的手作業と日本の製造技術のマッチング

2012年09月06日

★ シアバターができるまで ★

シアの木は、「聖なる木」といわれ、女性達しかさわることを許されていません。昔も今も、シアバターを拾い集めるのはアフリカの女性たちの重要な仕事となっています。
拾ったばかりのシアの実には黄緑色の果皮がついています。まず皮を取り除いて種を取り(皮は食べられます。びわのような薄い甘みだといいます)、粉砕して仁(じん・カーネル)とよばれるものを取り出します。

仁を日干して粉砕し焙煎。それを圧縮してペーストを取り出します水を加えながら練っていきます。こうして繰り返し練っていくことで油脂が乳化します。

それを鍋で煮て、上澄みと分離させていきます。アクを取り除きながら、丁寧にクリアなオイルにしていきます。水分を蒸発させるとシアバターの原料ができあがる。原料はこの状態で空輸され、さらにそこから精製工程をへて不純物を取り除く作業が行われ製品化していきます。
村人達とシアの実かご.jpg

衛生管理の行き届いた工場で、丁寧にひとつひとつ詰め作業を行っています。そらシアバターの製造委託工場は日本でもトップクラス。
原料の入庫から製造、出荷にいたる全工程において、製品が「安全」に作られ、「一定の品質を確保」できる工場の認定を受けています。

オイルは酸化の問題があり、品質がとても重要です。そらシアバターは原料も精製した良質なシアバターを使い国内生産で安心できる製品をつくっています。
アムス充填.jpg
アムス製品並んだところ.jpg

そらシアバター →
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siabata-otamesi.jpg





posted by カウンセラー 新藤 at 15:39 | Comment(0) | シアバターの製造

シアバターが夏季販売停止のわけ

2012年08月14日

シアバターは、販売側にとってやっかいな問題があります。25℃以上になると溶けてくる“シアバターの特徴”です。

この性質があるから、手にのせたときによくのびて、吸収がいいのですよね。これこそが、100%シア脂の良さであり、混ぜ物がないという証拠でもあるのですが。

でも、25℃で溶けてしまうということになると、製品管理の側からしたら、非常に悩ましい問題となります。
近年、夏は35℃を超えるなんて日が何日もありますからね。個人の手に渡ってしまえば、皆化粧台のそばに置いたり、比較的涼しいところに保管しますから大丈夫なんですが、その手に渡るまでのことが大変。

店売りしている場合は、店舗の温度は昼間はクーラーがかかっていても、真夜中はおとされてしまうでしょうし。大手が大きく取り扱おうとすると、安定した製品管理ができにくい製品ですから、嫌がるでしょうね。責任を問われるのを一番おそれますし、「溶けていた」なんていうのは、いくら説明書をつけてもクレームにつながりやすいでしょう。

通販の会社さんでも、頭がいたい問題です。配送センター(倉庫)内は冷房がかかっていない過酷な環境のところがまず多いです(当然経費削減)。とある配送業者さんに聞いたところ、真夏は40℃になることもあるとか。宅急便のトラックの中も温度は高いです。こんな環境を行ったり来たりしたら、温度にデリケートなシアバターはひとたまりもありません。良心的な販売店さんは、夏季の間配達にクール便を使っているところもあります。

ただし、ユーザーさんに安心してほしいのは、シアバターはいったん溶けて、もう一度固まっても、劣化はしにくいという点です。

もうおわかりですね。シアバターが、自然化粧品やアロマのお店など、比較的小規模の店で取り扱われている理由が。大手企業は、取り入れにくい商材なのですね。アフリカの女性達の手作業で、原料を採集しているわけですから、大量生産大量供給にむかない製品といえます。

有名なロクシタンでも、夏季は販売休止になっているようです。
ロクシタンのシアバター中味.jpg

いいものであり、デリケートだからこそ、大切に扱っていきたいですね。
大量消費に向かないわけですから、良さを理解したユーザーさんに喜んでいただければいいと思います。


そら シアバター
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未精製シアバターと精製シアバターの違いは

2012年08月12日

シアバター 精製と未精製

シアバター製品には、“精製”と“未精製”があるのにお気づきになると思います。いったいどう違うの? どっちがいいの? と迷うでしょう。

精製と未精製.jpg
左:未精製はベージュ色   右:精製すると真っ白

「精製」と「未精製」の違いは”不純物”を取り除いているかどうかです。
この”不純物”にはカラダ(肌)にいいものもあるというのが「未精製」派の言い分です。

また、”不純物”にはカラダ(肌)に悪いものが含まれているというのが「精製」派の言い分です。
従って、”不純物”を見極めない限りどちらがいいとは言えないわけです。
「未精製」派でも”不純物”の何がカラダ(肌)にいいかは述べていません。

少なくとも「精製」品はシアバターの良さのみを期待できますが、「未精製」品がカラダ(肌)にプラスになるかマイナスになるかは、原料や製造環境次第というところもありますし、その方が使ってみてどうかによるので 何とも言えないというのが現実。

試してみて自分に合う方をご使用くださいというのが基本的見解だと思いますが「未精製」品は”リスク”があることも事実です。「未精製」品を取り扱うメーカーでも、そこは注意書きをしています。
肌にマイナスがあってからでは遅いのではないでしょうか。

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西アフリカのシアの木から、シアバターの原料はとれる

2012年08月09日

化粧品や石けんに使われるシアバターは、西アフリカの「シアの木」からとれるシア脂が原料。

シア脂は、20〜30年生育したシアの木から実を収穫し、現地女性の手仕事によって取り出される。シア脂は、現地でも古来より使われてきた歴史がある。

シアの実.jpg

シアバターの実はアボカドに似ており、ケープベルデ(Cape Verde)からチャド(Chad)にまたがる乾燥したアフリカのサヘル帯だけで成育する。

その背の高い聖なる木は、人工的に栽培することはできない。

樹齢25年でようやく実を付け、実を収穫できるのは3シーズンに一度きり。だが木の寿命は200年にも及ぶ。

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20年以上も生育しないと、実がとれないとは貴重ですね。それにしては、シアバターは手頃な値段です。

ありがたいという気持ちで使わせてもらわなければ、と思います。


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